ぎっくり腰を早く治すための対処法
ある日突然ちょっとした動作で起こるぎっくり腰!
強い痛みでどうにも動けない・・・
そんな辛いぎっくり腰を少しでも早く治したい時の対処法をお伝えします。
まずは安静&アイシング!
ぎっくり腰は筋肉が炎症を起こして熱を持った状態になっていますので、まずは患部を冷やす事が鉄則です。
<アイシングの方法>
アイシングは、ぎっくり腰になってから24時間~48時間以内に行いましょう。
1.氷嚢やアイスノン、保冷剤をタオルに包みましょう。
2.患部のとくに熱を持っている部位に当てます。
3.アイシングの時間は10分~20分位、感覚がなくなったら患部から外します。
4.アイシングは複数回行いましょう。45分~60分ほど時間をおいて再び患部を冷やします。
5.このサイクルを4~6回行いますと、予後の経過が改善しやすくなります。
※※※ 注意点 ※※※
・氷嚢などがない場合、ビニール袋に氷と水を入れて簡易的に作ることが出来ます。(ビニールが破れないように気を付けましょう)
・氷嚢など直接肌に当てると凍傷の危険がありますので、必ずタオルに包んで使用してください。
・アイシングをすると、灼熱感やピリピリとした感覚や痛みが起こり、その後に感覚がなくなってきます。感覚がなくなったら、時間に関係なく外して下さい。長時間の使用は凍傷の危険があります。
・アイシングで体調に異常や不調を感じた場合は、すぐに中止してください。
<安静>
ぎっくり腰当日から翌日は痛みの強い急性期です。アイシングをしながら、とくかく無理に動かずに安静にしてください。横向きに寝て、腰と膝を軽く曲げた姿勢など痛みが軽減し楽と感じる姿勢になりましょう。
急性期は炎症を起こしているので無理に動いたり、揉んだりすると悪化の原因となりますので行わないようにして下さい。
翌日以降、痛みが軽減してきたら動ける範囲で積極的に動くように努めて下さい。腰痛ベルトなどを着用すると楽と感じるようなら使用しても構いません。しかし、必要以上に腰痛ベルトを着用し続けますと筋力が低下し、慢性腰痛やぎっくり腰を繰り返す可能性が高くなりますので注意してください。
整体を受けるタイミング
ぎっくり腰当日~翌日は安静とアイシングが鉄則です。整体を受けるのは痛みが軽減し、動けるようになってからが良いでしょう。
どうしても仕事を休めない等の理由で施術を希望された場合は、炎症を起こしている患部は避けて行います。腰と関連する股関節調整等で腰の筋肉を弛緩させることで屈んだ上体が起こせるようになったり、歩きやすくなったりする事は出来ます。しかし、すでに炎症を起こしてしまっている腰の痛みは数日残ります。
ぎっくり腰をそのまま放置してしまうと痛みは自然と感じなくなりますが、背骨や骨盤が歪んだまま、筋肉が拘縮したままとなり、年に何度もぎっくり腰になってしまうという状態になる事もあります。そのようにならないために身体を整え、筋トレやストレッチで日頃からケアを行うようにしましょう。